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講演会 「木材を乾燥させる意義と主な方法」

【日時】2024年7月24日(水)15:30-17:00 受付開始:15:00

【場所】岡山大学 共育共創コモンズ (岡山市北区津島中3-1-1)

【参加費】無料

【事前申込み】不要

【主催】岡山大学グリーンイノベーションセンター

【オーガナイザー】グリーンイノベーションセンター教授 中村 昇

【概要】

木材に含まれる水分の量(含水率)と様々な物性との間には、密接な関係がある。例えば、繊維飽和点(含水率28~30%)以下の領域では、木材から水分が出て行くと収縮が生じ、その異方性から割れや狂いが生じることもある。逆に、木材が吸水(吸湿)すると膨潤が生じる。また、この吸放湿にともない強度性能などの物性にも変化が生じる。

 木材を、例えば建築用材や木製品に用いる場合、使用後に大きな寸法変化や狂いなどを生じさせることなく、本来有する優れた性能を十分に発揮させるために必要となるのが、的確な水分管理(含水率管理)である。通常、木材を生材(伐採した状態)から所定の含水率まで乾かす工程を「木材乾燥」と呼び、木材加工おいては最も基本的で重要な工程として位置づけられている。木材乾燥に関する技術は、太古から今日に至るまで、時代に寄り添いながら徐々に進歩を遂げ、天然乾燥法と併せて、今日では様々な人工乾燥法も開発されている。

 この講演では、木材乾燥の意義を改めて考えるとともに、建築における位置づけや具体的な乾燥方法、今後の技術的な展望等について概説する。

フライヤー 

本件担当

岡山大学自然系研究科等総務課
TEL: 086-251-8004

E-mail: gicenter8004@adm.okayama-u.ac.jp